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椋鳥・カラスの習性
ムクドリとはどんな鳥か
漢字名 | 椋鳥 |
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学名 | Sturnus cineraceus |
英名 | White-cheeked Starling(又は Gray Starling) |
全長 | 24cm(スズメより大きい) |
季節 | 留鳥、又は漂鳥 |
環境 | 平地から山地の農耕地など |
形態 | スズメより大きくキジバトよりも小さい。嘴が細く頭も丸みが少なく鋭く見える。体は太め。顔に不規則な白い模様があるものの全体全体に褐色を帯びた灰色で、遠くからは黒っぽい鳥に見える。飛ぶと腰と尾の先の白が目立ち、これが見えれば間違いがない。また、翼がとがっていて尾が短めなので飛んだときのシルエットは二等辺三角形に見える。この他、嘴と足がオレンジ色をしていることも特長。 |
鳴き声 | 「キュル、キュル」「リャー、リャー」 |
ムクドリの繁殖・巣作りについて
住宅の周囲や農耕地でよく見られ、3月下旬から7月にかけて年1〜2回繁殖する。一夫一婦の婚姻タイプ。繁殖する場所は本来の自然のなかでは木の洞や岩の隙間など。枝が折れた後に開いた穴やキツツキなどが明けた穴を利用することが多い。夏から秋にかけて大きな群れを成し、立ち木に大群でねぐらを作る習性があります。
人工的な環境では、建物の隙間でもよく、雨戸をしめ切っておくと、戸袋に巣を作られることが多いです。4〜7個の卵を産み、12日間で孵化、その後23日で巣立ちます。巣立った幼鳥は、親鳥と約1ヵ月程行動をともにします。(野鳥研究家 松田道生)
カラスとはどんな鳥か
漢字名 | 烏、鴉 |
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学名 | Corbvidae |
分布 | 全国 |
季節 | 留鳥 |
環境 | 草原、森林、砂漠、海岸、市街地などの様々な環境に生息します。 |
形態 | 最大の種はワタリガラスで、全長60cmを超える。嘴や頭の形で、種を見分けることが出来ます。一般的にカラスと呼ばれているのは、ハシボソガラスとハシブトガラス。ハシボソガラスの全長は約50cm。ハシブトガラスは1回り大きく全長56.5cm。全身黒色で年中いつでも見られます。 |
鳴き声 | ハシボソガラス「ガァー、ガァー」と濁った声。ハシブトガラス「カァー、カァー」と澄んだ声。 |
カラスの繁殖・巣作りについて
4月より営巣に入る。早い番い(つがい)は、4月末から産卵に入り、平均4個程の卵を産みます。卵は20日程度で孵化し、その後1ヵ月ほどたった各巣では、6月末頃より巣立ちを迎えます。巣立った若鳥は8月頃まで、テリトリー内で親ガラスと行動し、共同生活に順応するようになります(被繁殖期である9月中旬頃から、冬の集団ねぐらに入ります)。